
転職する・しないを今日決めなくても大丈夫。まず「何が変われば続けられるか」を考えてみましょう。
迷いを、起きたことと気持ちに分ける
「転職したい。でも子どもたちや同僚のことを考えると決められない」。そんなときは、結論を出す前に、迷いの中身を書き出してみましょう。今の園のよいところと、変えたいところは、両方あって構いません。
例えば「毎日つらい」から一歩進めて、「今週は書類作成が終わらず帰宅が遅くなった」「相談したかったが相手を見つけられなかった」と場面を記録します。誰かを評価するためではなく、自分が何に困っているかを見つけるためのメモです。
- 起きたこと:いつ、どんな場面だったか
- 感じたこと:負担、不安、やりがいなど
- 望んでいること:どう変わると続けやすいか
今の園で続ける条件を書いてみる
以下は編集部が作成した整理シートです。紙や自分のメモアプリに項目を写して使ってください。全部埋める必要はありません。事実が分からないところは「未確認」と書きます。
| 整理する項目 | 書き方の例 |
|---|---|
| 残したいこと | 子どもの成長を同じチームで見守れる |
| 変えたい場面 | 行事前に準備が一人に集中する |
| 続けられる条件 | 準備の分担と作業時間が決まる |
| 確認できる相手・機会 | 主任との面談で分担を相談する |
| まだ分からないこと | 担当変更や応援の相談ができるか |
「園内で相談する」と「外の情報を見る」を並べる
今の園で調整できそうなことは、相談できる相手と確認したい内容を考えます。ただし、相談すれば必ず改善するとは限りません。相談しづらい事情があるときも、無理に一人で解決しようとする必要はありません。
一方、別の園の求人を見ることは、応募を決めることとは別です。同じ勤務時間や通勤条件で比べると、自分の希望がどのくらい具体的かも分かります。求人の表現だけでは職場の雰囲気は判断できないため、気になる点は質問として残しましょう。
| 選択肢 | 確かめたいこと |
|---|---|
| 今の園で続ける | 調整できること、相談後の対応、見直す時期 |
| 外の情報を集める | 希望に近い募集の有無、まだ分からない条件 |
| 活動をいったん休む | 負担を減らすために、今は何を保留するか |
今日は一つだけ行動を決める
「相談したいことを一つ書く」「気になる求人を一件読む」「来週もう一度メモを見る」など、負担の少ない行動を選びます。無理に応募や退職の予定まで決めなくて大丈夫です。
転職サービスの中には、転職するか迷っている段階の情報収集も受け付けるところがあります。例えば保育士人材バンクは公式FAQでその旨を案内しています。利用前に相談範囲や連絡方法を確認し、「今は決めるための情報がほしい」と伝えましょう。
よくある質問
今日、転職を決めないといけませんか?
決めなくて構いません。先に、何が変われば今の園を続けられるかを書き出します。
整理シートには何を書きますか?
残したいこと、変えたい場面、続けられる条件です。事実が分からないところは「未確認」と書きます。
気持ちと起きたことは分けますか?
分けます。いつ、どんな場面だったかと、そのとき感じたことを別の行にします。
